正直、途中までは『MIB』の世界でタイムトラベルを扱うのはなんか違うんでね? と思ってたんだけど、そのタイムトラベルの話が予想以上に面白かったので不満を取り下げざるを得なくなった。作品てのは面白けりゃ正義だ。
続きを読む『メン・イン・ブラック2』感想
これはちょーっと微妙だった。Jは経験を積んで貫禄も出てきたし、フランクとのコンビも良かったし、ロートル兵は去るのみだと言わんばかりに引退したKの復帰は嬉しかったし、 Kの記憶を取り戻す過程でも「エイリアンの存在に戸惑うKを先輩面でサポートするJ」という前作との逆転現象が起きるのは面白かったんだけど、前作と同じことを繰り返している感が常に漂っていてあまり盛り上がれなかった。ギャグもキレがない。サーリーナもヴィランにしては印象に残らず、それ以前にザルタ星人絡みの話が単純に面白くない。
マイケル・ジャクソンが出てきた時はびっくりした。いやマイケルは好きだし曲もよく聞いてるけど、なんでまた。
『メン・イン・ブラック』感想
『レディ・オア・ノット』感想
新婚初日に新郎一族との命懸けの隠れんぼに参加させられる花嫁をハイテンポで描くスリラー。見る前は「凄腕の一家に翻弄されながらも奮闘するヒロイン」という図をイメージしてたのに、みんな殺しに慣れてなくて驚いた。だからグダグダ感が常に漂っており、それが荒唐無稽なストーリーを更にメチャクチャにしていて奇妙な面白さがある。こんなに雑で無様な殺人ゲームはそうそう見当たらないんじゃないか。
続きを読む『ジャッジ / 裁かれる判事』感想
『ドラえもん / のび太の魔界大冒険』感想
今回はあまり楽しめなかった。魔法が出て来るとドラえもんの秘密道具(科学)との境界線が曖昧になるからか、『ドラえもん』という作品の魅力が薄れてしまったよーな。ドラミちゃんの登場には一瞬だけテンションは上がったけど、あまりにも唐突で超反則技な役割を振られていたので盛り上がれなかった。ちょっとした伏線を置いたりホラーっぽい要素を出してきたりと好きな要素もちょいちょいあるんだけども。
ところで『ドラえもん』で一番怖い道具はもしもボックスだと思っているんだけど、今回はまさにもしもボックスから始まる話で、その恐ろしさを改めて痛感した。同時に、一度出来た世界はパラレルワールドとして存続するのだと知って更に衝撃を受けた。想像以上にやばい代物じゃないかこれ。少なくとものび太はちょっとした思いつきで利用することが多いわけで、なのに世界はそのまま在り続けるのだと考えたらゾッとする。無自覚で無責任な神によってどれだけの世界が作られたのか。いやまあ神ってのはそんなものなのかもしれんけども。
『アップグレード』感想
謎の集団に妻を殺されて自身も全身麻痺になってしまった男が、体に埋め込まれたAIチップと共に復讐に向かう近未来サスペンスなんだけど、グレイとステムのやり取りが『ヴェノム』のAI版といった感じなのでほとんどバディムービーとして楽しんでしまった。ストーリーも設定自体は真新しくもないしありがちな展開が続くけど、起承転結のポイントをきちんと押さえてあるから飽きることはなかった。地味ではあるけど良作。
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