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ネタバレ映画感想とかいろいろ

『名探偵コナン ゼロの執行人』感想

劇場版 名探偵コナン ゼロの執行人

あむぴ推しの友人に連れられて劇場で見た映画を、数年ぶりに見た。三つの公安や協力者の存在などがややこしく当時はあまり楽しめなかったんだけど、アホな私は四度目の視聴でも話がよく分からなかった。

犯人の正体も面白くないけど、ただ、大掛かりなテロを仕掛けてしまうほどの羽場への強烈な愛にはびびった。お、重いわ〜〜〜。一方、橘弁護士はミスリードを誘う存在だったのかもしれないけど、それを踏まえてもあまり必要なキャラクターだとも思えなかったな。いりますかね彼女……。まあ日下部も羽場もよく分からんけども。

コナンと安室がカプセル落下を阻止する流れはまんま『CCA』ではしゃいでしまった。当時も「アクシズ落としを阻止する安室」を見るためだけに友人と三度も見に行ったな。クライマックスの安室の超絶技巧ドラテクシーンのことはすっかり忘れていたけど、ここまでぶっ飛んでると楽しい。『コナン』はギャハギャハ笑えるくらいの有り得ないアクションを全面に押し出すところは清々しくて好きかもしれない。

『笑の大学』感想

笑の大学 スペシャル・エディション [DVD]

三谷幸喜の脚本は合う時と合わない時との差が大きいけど、これは合ったし面白かった。笑いを知らない検閲官と笑いを愛する喜劇作家の取調室での攻防を描く会話劇で、小さな密室内で物語が進行するのにあんまり退屈しなかったんよね。十中八九、舞台のために作られた脚本だと思うから映画にするのはハードルが高かったのだろうけど、そこは向坂検閲官を演じた役所広司が引っ張ってくれた。ただただ上手い人だなと実感した。圧巻でした。欲を言えば浅草の興行街でのシーンを掘り下げて、画面にもっと大きな変化が欲しかったな。

もう一人の主人公である椿は、毎回ボケの解説をさせられ理不尽な横槍を入れられ、とにかく可哀想に見えてくる。けど最初は嫌がらせでしかなかった向坂の駄目出しも徐々に脚本に対して真剣になものになっていく。それでも椿の立場からしたら鬱陶しい検閲官には変わりないけど、その厄介なところがまた面白くなるのがずるい。しかし私自身も映画を見て重箱の隅をつつくような感想をわざわざ書く鬱陶しい視聴者だという自覚はあるつもりだけど、向坂ほどではない……と思いたいな……。

『うる星やつら オンリー・ユー』感想

うる星やつら オンリーユー(ノーカット版)【劇場版】 [DVD]

高橋留美子の作品は『らんま1/2』と『めぞん一刻』しか知らないので『うる星やつら』をちゃんと見るのは劇場版が初めてだったけど、この時からすでにキャラクターのフォーマットが固まってて瞬時に「高橋留美子の世界」だと分かる安心感が心地良かった。ラムちゃんは雷をガンガン落としたりするし嫌だと言っても押しかけてくるようなヒロインだけど、あんまり嫌な感じがしないのは高橋留美子の力によるところが大きそう。あと、自分でも描きたくなるようなキャラクターデザインだよね。それくらい可愛い。一方、あたるは今回見ただけでも自分を棚上げしまくるようなクズで、何故ラムちゃんがそこまであたるに夢中なのかは分からないけど、『うる星やつら』がそういう作品なんだろうとすんなり受け入れられた。だって高橋留美子だし。しかし11年もあたるとの結婚の日を待ち続けたのにあんなオチで終わってしまい、迷惑な趣味(?)はあるにせよちょっとエルが可哀想になったな……(余談だけどエル星に連れてこられたあたるがご飯を食べる時に、星のふりかけをかけるところが好き)。

しかしこの作品の監督が押井守だというのは驚き。いや別に押井守のことはほとんど知らないけど、なんとなくこういう作品を作る人だとは予想してなかった。

『SNS 少女たちの10日間』感想

SNS-少女たちの10日間-(字幕版)

支配欲に塗れた男性による少女への性的搾取をテーマにしたドキュメンタリーで、こうした囮捜査のような撮り方はフェアではない気もしつつ、グロテスクな現状を炙り出す意義があったとも思う。彼らは相手が大人だと騙せないから年端も行かない子供たちをターゲットにしているわけで、そういうところが本当に醜悪で救えない。ただ、気持ち悪い実態をそのまま見せるだけで終わっているので、ドキュメンタリーとしてはちょっと物足りなかった。とはいえ演じる女優やスタッフがみんなしんどそうなので、これ以上を求めるのは酷かもしれないな、という気持ちもある。一応、撮影現場では精神科医や弁護士が待機していて女優をケアできるようにはしてあったけど、それでも辛そうだった。鑑賞している私ですら、ぼかしが入っているとはいえ何度も何度も性器を見せられるのはしんどかったものな。あと加害者の顔のぼかし方も目と口元だけがはっきり分かるという独特なもので、これがまた薄気味が悪いんよね。下卑た視線や表情がよく分かるからますます見るに耐えない代物になっている。おそらく狙ってやってるのだろうとは思うけども。

ところで途中で真っ当なことを言ってた大学生が出てきてみんな感動してたけど、何故少女のアカウントにわざわざコンタクトしてきたのか直接聞いて欲しかったな。その後、彼がまともだと証明されたとかいう雑な説明が入ってたけど、何をもって証明とするのかもよく分からない。

『メイドインアビス』感想

メイドインアビス

子供が主人公になってる話には惹かれないし、途中までは「キャラクターの目の色が綺麗だな」とか「続きを見たいとは一応思えるかな」くらいのテンションでダラダラ見てるだけだったけど、10話くらいから盛り上がってきて最終回は大号泣だった。面白かった。オーゼンとマルルクとナナチがいいキャラしてて好き。声優の独特の話し方も良かったなオーゼンとナナチは特に。噂に聞いてたボンドルドも外道ではあるけど、一概に悪党とも言えなさそうなのが面白いキャラクターでした。あと何よりもこの作品は、作者の性癖が濃縮されていることがよく分かる。私はまったく興味のない方向性だけど、ここまで性癖が分かりやすいとちょっと笑う。

しかし冒険心をくすぐる大穴がぽっかりあいてるのに、そこから上に戻ろうとすると人間じゃなくなったり死んだりするというのはとことん意地が悪いなアビスの呪いというやつは。それこそ度し難い。

『名探偵コナン 純黒の悪夢』感想

劇場版 名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)

面白……くはなかったなこれは。ここ数年は『コナン』の世界から離れており、黒の組織やFBIや公安の人間関係をほとんど忘れていたので、特に説明がなかったのもあって相関図の把握にちょっと手間取った。殺人事件は起きないし、犯人を追うわけではないのでミステリとしても手応えがないんよね。勝手な行動ばかり取る少年探偵団にイライラさせられたのもある。でも黒の組織ががっつり関わってくるし(特にベルモットが好きなので彼女の登場は嬉しい)、クライマックスの一瞬の盛り上がりは素直に楽しめたのでそこだけは好きです。

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『ポセイドン・アドベンチャー』感想

ポセイドン・アドベンチャー (字幕版)

シーパニックムービーとしては普通に面白かった。群像劇で人間ドラマを描こうとしているからか序盤は各キャラクターを描写するのがやや退屈だったけど、豪華客船が転覆してからは一気に物語が動く。CGが使われてない時代の、派手ではないんだけどリアルな迫力が良かった。

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