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『テイルズ オブ ヴェスペリア REMASTER』感想

とりあえずクリアした。サブイベントなどは無視したので46時間のプレイになった。

戦闘は微妙でした。もっさりしているし、硬直は長いし、敵がダウンした時は起き上がってくれないと攻撃が当たらないし、秘奥義も「スペシャル」というスキルをセットしないと使えない。武器もスキルの習得状況で装備したり外したりが面倒になり、途中からはそれらを全無視してその時の最強武器を装備させていました。ちなみに一番苦戦したのは序盤のエフミドの丘でのガットゥーゾ戦かなやっぱり。

また、次の行き先の場所が分かりづらいのとマップも使いにくいのも困った。特に終盤、ゾフェル氷刃海への行き方が分からなくて数ヶ月放置しちゃったんよね。

ストーリーも中盤は面白かったけど、前半と後半がつまらないのが……。息切れしてしまったんだな、というのがよく分かる。序盤はあやふやなまま進行していくし、中盤も「個人の正義と法による正義の衝突」を描いていたのは面白かったのに、そこを掘り下げないままスケールは大きいけど面白くもない「エステルの問題と世界の危機」の話に移行していくのがもったいない。後半は固有名詞のオンパレードでリタの話についていけず、ますます乗れなくなった。キュモールが死んだ後のユーリとフレンのやり取りがピークだったなと。アレクセイが黒幕だと自ら暴露する流れも唐突だったし、デュークもラスボスとしての風格がなく盛り上がれなかった。あと色んなキャラクターが口にしていた「けじめ」という単語にも違和感が付き纏う。スキットも飛ばせないからテンポが悪い。フルボイスなのはすごいんだけども。

アニメーションはしょっぱい出来だったけど、古い作品だからこんなものかもしれない。ダングレストで流れるBGMは好き。

総合すると、評判はいいらしいけど私にはあんまり面白いと思えなかった。惰性でプレイしている時間は長かったよなと。クリアできたし、つまらないとまでは思わないけども。

ユーリ

成熟しているのかと思いきや、そうでもない主人公として描かれていたのは意外でした。ラゴウを殺害したりキュモールを死に追いやったりしていて本人も「犯罪者」だという自覚はあるんだけど、自覚があるだけで終わっちゃうのが残念。そこはきちんと筋を通して欲しかった。本人が「けじめ」を重視していたから尚更。フェローとの会話でも、エステルに甘いのは別にいいんだけど、生温い反論しか出てこなかったことにもがっかりしてしまった。悪い主人公ではないし格好良いところもあるけど、結局好きにはなれなかったな。戦闘での使い勝手も悪かった。

エステル

かわいいし好きなキャラクターなんだけど、「満月の子」云々の設定にはまったく興味が持てないので後半がかったるかった。優秀なヒーラーなのでボス戦ではだいたい入れてました。

フレン

フレンも好きなキャラクターなんだけどそもそも出番が少ないのがな……。終盤、雑にパーティインするのは笑う。

ラピード

犬なのでストーリーに直接影響を与えたりはしないけど、ユーリの罪を知っている、というところが好き。戦闘でも時々使ってました。

カロル

彼の成長は見ていて気持ち良かった。あと変な名前をつけたがるところも可愛い。当初はあまり興味がなかったんだけど、最終的にはかなり好きになれたキャラクターでした。戦闘ではあまり使わなかった。

リタ

この子のエステルに対する過保護っぷりはちょっと苦手なんだよな……。戦闘ではスタメンで頑張っていただきました。たいへん頼りになりました。

レイヴン

おっさんネタがくどいけど、主要メンバーの中では一番好きなキャラクターでした。道中ではスタメンでボス戦前にエステルと入れ替わる、というのがパターン化してた。使いやすい。

ジュディス

仲間に辛辣なことも言うのが好きだったけど、最後の方になるとだいぶ優しくなってたよーな。戦闘ではあまり使わなかった。

パティ

のじゃロリの良さは分からないけど、聡明で好きなキャラクターでした。メインストーリーが理解できなくなっていく中で、彼女のストーリーはアホな私でも理解できるものだったのも助かった。サイファーを解放するところはぐっと来ちゃったな。これで語尾が「のじゃ」でなければもっと良かったんだけども(好みの問題)。ちなみにトリッキーなキャラクターは苦手なので、戦闘ではほとんど使わなかった。