クイーンのことはほぼ知らない(クイーンの曲と認識できるのが「We Are the Champions」だけだった)で見たけど、見終わった後はすぐに彼らの曲を聴きに行ってしまったことが一番分かりやすい私の感想になるのだと思う。「Another One Bites the Dust」とかめちゃくちゃ聴いてるもんな今。これは劇場で見たかった。あと猫が可愛い。
続きを読む『少年たち』感想
SixTONES(これで「シックストーンズ」と読まないことに驚き)とSnowManをメインにしたミュージカル映画なんだけど、ミュージカルというよりはMVに近いよーな。知っているジャニーズは横山裕のみ、という状況で見たけど問題なかった。登場人物は多いけど、赤青のツナギを着ているので派閥(?)を把握出来ればオッケーだった(黒組もいたけど立ち位置がよく分からん)。そしてこの赤青はよく衝突するけど真の敵は看守長だったぜ! ここは共闘してあいつを倒すぜ! とかそういう『ハイロー』シリーズのような感じを想像していたんだけど、まあ当たらずとも遠からずみたいな……(果たしてそうか?)。
続きを読む『チョコレートドーナツ』感想
『スターリンの葬送狂騒曲』感想
スターリン死後の、魑魅魍魎なおっさんどもの滑稽な権力闘争を描くブラックコメディ。歴史や政治には疎いのでフルシチョフしか知らなかったし登場人物が多いのでついていけるか不安だったけど、「フルシチョフとベリヤの対決」というシンプルな構図だったので問題なかった。メインの二人だけでなくマレンコフやモロコフも強烈なキャラクターだったし、ジューコフ元帥に至っては中盤からの登場なのに衣装のずるさも相俟ってインパクト抜群だった。 人の顔と名前をなかなか覚えられない私にしてはすんなり把握出来たのがちょっと珍しいくらいに、各々のキャラクターは立っていた。全員清々しいレベルのクズだったけど、ベリヤとジューコフが特に輝いていたように思います。
続きを読む『聖なる鹿殺し / キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』感想
開幕が脈打つ開胸心臓のドアップで思わず「うわあ」。そんな感じで「細かいことはいいからとにかくこの地獄を見てくれ!」って監督の声がずっと聞こえるような、最初から最後まで気持ち悪い映画だった。そして細かい理屈は分からないんだけど、分からなくても面白いのが困りました。
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