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『ボヘミアン・ラプソディ』感想

ボヘミアン・ラプソディ (字幕版)

ボヘミアン・ラプソディ (字幕版)

  • 発売日: 2019/04/17
  • メディア: Prime Video

クイーンのことはほぼ知らない(クイーンの曲と認識できるのが「We Are the Champions」だけだった)で見たけど、見終わった後はすぐに彼らの曲を聴きに行ってしまったことが一番分かりやすい私の感想になるのだと思う。「Another One Bites the Dust」とかめちゃくちゃ聴いてるもんな今。これは劇場で見たかった。あと猫が可愛い。

天才が仲間と瞬く間に栄光を掴み、セクシュアリティの問題で葛藤して迷走もして孤独になるものの、己を見つめ直して大舞台で渾身の復活を遂げる──という絵に描いたような王道物語で、正直言って描写はちょっと浅い。けどフレディの輝きが頂点に達するライヴ・エイドでの熱狂と臨場感と歌の力が凄まじくて、もう「理屈じゃねえ」の一言に尽きた。自信に満ちたフレディの歌声を聴いた瞬間のブライアンの表情がまたいいんですよね。初めてフレディの声を聞いた時の彼の表情もオーバーラップした。

道中はメンバーでわちゃわちゃしながら曲を作ったりレコーディングに挑んだりするシーンが、どれも楽しそうで良かった。掘り下げに物足りなさは残るけどフレディとメアリーの関係も好き。彼女は確かにフレディにとって「運命の人」なんだな例え一緒にはなれなくても。