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『ソーシャル・ネットワーク』感想

マーク・ザッカーバーグFacebookを立ち上げた経緯とその裏の人間模様を、和解協議が行われる現在と過去を行き来しながら描くドラマ。Facebookに興味はないものの、デヴィッド・フィンチャー監督は刺さる作品が多いので期待してたんだけど、ちょーっとハードルを上げすぎたかなと。ハイライトもなくスピーディに淡々と描かれるからか、マークの天才ぶりやドロドロした人間関係が浅いように感じて没入出来なかった。役者はジェシー・アイゼンバーグアンドリュー・ガーフィールドはハマっていたと思うし、マークのキャラクターも面白そうなのに刺さらなかったんだよな何故か。

どちらかというと印象に残ったのはエドゥアルドのほうで、彼は可哀想なんだけど彼のやり方ではFacebookをここまで大きくすることは出来なかっただろうことが分かってしまうところが面白いなと。そもそもエドゥアルドはFacebookの排他性を重視していたし、フェニックスという排他的なクラブにも馬鹿らしい命令に従ってまで入っていたわけで、それを考えると彼が排他の対象にされてしまったのはすんげえ皮肉。

あとウィンクルボス兄弟はマークの踏み台にされてしまうキャラクターなんだけど、高身長のアミハマが二役をやっているから二人が並ぶとなかなかの迫力があって面白かった。