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『シャーク・ナイト』感想

シャーク・ナイト (字幕版)

シャーク・ナイト (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video

美男美女のクズキャラが大好物なので、デニスのおかげで予想以上に楽しめた。特にダルマザメに落としたベスをニヤニヤ眺めながら撮影するシーンが最高。サメ映画なのにサメが手段になっているけど、人間にフォーカスが当たっている方が好きなのでこういうのは大歓迎。それだけにサラに「愛してた」と言われて油断するあたりから、デニスがしょっぱくなっていくのは少し残念だな。サラのことは最初からスナッフビデオを撮るための犠牲にするつもりで付き合っていた、くらいの徹底したクズさが欲しかった。

一方、大学生がみんな友達思いのいい子だったのは予想外。ベスも自己中心的なところはあるものの彼女の気持ちは分からんでもないし、想像していたよりはずっとまともだった。しかし登場人物が多いと「わあ生贄がこんなに!(笑顔)」って思ってしまうな……。ちなみにサメは数種類ほど出てくるものの、出番は思ったより少ない。サーカス並みのアクロバティックかつダイナミックなジャンプシーンを連続で見せられるのは笑ったけども。

終盤のニックと保安官、サラとデニスとサメの攻防はピンチの切り抜け方が雑でクライマックスにしては盛り上がれなかったけど、ニックとサラだけが助かったように見えてサメに襲われて終わったのは思ってもみない着地でちょっと面白かった。人間はどうでもいいけど犬がやられたら泣く。ところで最後のラップは何?