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『ランス9 -ヘルマン革命-』感想

ランス9 ヘルマン革命

一周目で正史、かなみ、ピグ、戦姫、志津香ルート、二周目でミラクル、ルシアンルートをクリアして真エピソードを見た。シーラの差分回収はしてないけどもう面倒なのでパス。

戦闘は最初は面倒そうだと思ったけどなんだかんだで楽しんだ。範囲攻撃ゲーになってるけど、わらわら湧いてくる敵を一掃するのは気持ちいい。亡命していた皇子や傀儡だったところを逃げて来た姫と共に、腐敗した大国をランスが革命するという壮大なシナリオも、色んなキャラの掘り下げが入るけど特におっさんキャラの見せ場が多くて燃えた。レリューコフは最期までヘルマンの未来のために闘い続けていたのが印象的。ミネバもたった数時間だけのたった一人の皇帝、という図にぐっと来た。卑劣な面ばかりが強調されてあんまり強い印象はなかったけども。

不満は戦闘前のアイテムの付け替えやキャラの配置などの準備が面倒だったことと、正史ルートのラスボスが厄介だったことくらいかな。ヒロインルートは最終章で分岐するおまけみたいな仕様だったけど、長時間SLGで各ヒロインのシナリオをがっつりやられても全部読む気力はなかっただろうからこれくらいでオッケー。長い共通ルートでそれぞれのヒロインの描写は足りているし、個別シナリオも短くても内容が濃いので十分。何より今回は物語が「ヘルマン革命」一本できちんと貫徹してくれたのが良かった。『戦国ランス』は面白かったけど、国盗りを楽しんでいるところに途中から魔人が出てきて全国統一どころではなくなってしまったのが残念だったので、その点においては『ランス9』のシナリオは気に入ってます。