雨の日に見た。私にはストーリーもキャラクターもどうでもいい内容だったのに最後まで見ていられたのは、雨のニューヨークが好きなのとウディ・アレン監督らしく軽快に進行していくからかもしれない。退屈であってもストーリーにもたつきがないからたいへん見やすく、見終わった後も謎の爽快感があったのが面白すぎた。会話劇も会話自体はさして面白いわけでもないのに奇妙な心地良さがあり、一周回ってわりと好きな作品かもしれない。
雨のニューヨークを歩くテッドの奥さんのやたら目立つイエローのレインコート姿はなんてことないシーンのはずなのにちょっと印象に残っていて、というか浮気してるのになんであんな目立つ格好をしとんのや。あとテッドがジュード・ロウだとは最後まで気づかなくて、そこがなんか面白かった。
