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『オーシャンズ13』感想

オーシャンズ13 (字幕版)

オーシャンズ13 (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video

アル・パチーノ目当てに見たけど、アル・パチーノを含めても微妙だった。いやアル・パチーノは格好良かったんだけど、脚本がまずかったんじゃないですかこれ。何故アル・パチーノはこの作品に出演したんだ、と思ってググったら「脚本が良かったから」と答えているインタビュー記事をあちこちで見つけて椅子から転げ落ちた。

ルーベンがバンクに騙されて金を毟り取られたからオーシャンズが復讐する、という話だったけど、バンクは確かにクソ野郎だけど彼の酷いところは序盤で軽く見せられるだけだし、復讐が始まってからはバンクもされるがままで張り合いが無く、オーシャンズの作戦もスムーズに進行していくから盛り上がらない。ピンチもあるにはあるけどあっさり解決するから刺激にはなり得ない。復讐なんて大層なものではなく、陰湿な嫌がらせのようにしか見えないのもちょっとな。作戦を練るパートも相変わらずダラダラと間延びしているし、ホテルのスタッフもあっさり買収されていくから呆気ない。ベネディクトと手を組むのは面白そうだと思ったのに、彼も大して活躍するわけではないからナイト・フォックスを含めても印象は薄かった。

あと本物の審査の人は最後に大金が手に入ったとはいえ気の毒すぎてもう。せめて肌の異常は綺麗に治るといいんだけども。