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『南極料理人』感想

南極料理人

南極料理人

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video

八人のおっさんで構成された南極越冬隊が、南極という巨大な密室でたまにギスギスしつつわちゃわちゃもする映画だった。頭空っぽで見るには適しているほどのゆるふわっぷりで、これを二時間も延々流しているのがすごい。私はやっぱり刺激が欲しいなと思ってしまうけど、それでも脱落することなく最後までダラっと見れちゃったものな。あと堺雅人の色んな「頬に張り付いたような笑み」を見る映画でもあったと思う。あんなにバリエーションあるのねあの系統の表情て。

インパクトがあったのは食卓に並ぶ伊勢海老のフライで、食べる時にみんなが海老の頭を一斉にどかしていたのは吹いた。あとみんなが作ったべちゃべちゃの唐揚げを泣きながら食べる西村とか、底をついたはずのラーメンが復活して嬉しそうに食べるタイチョーとか、パンツ一丁で外で記念撮影するのとか、みんなで馬鹿騒ぎしながら本さんの誕生日祝いで盛り上がったりとか、とにかく振り返るといいエピソードがいくつもあったなと。

そして南極にいる間は大きなエピソードもなく常に飄々としていたくせに、帰国後はトライアスロンで活躍する様を見せつけて西村を絶句させたドクターがキャラクター的にもお気に入りです。