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『ジョー・ブラックをよろしく』感想

ジョー・ブラックをよろしく (字幕版)

ジョー・ブラックをよろしく (字幕版)

  • 発売日: 2016/04/01
  • メディア: Prime Video

ブラピの演技が印象的だった。ピーナッツ・バターを口にして目を輝かせるような純真さと、それと相反するかのような死神らしい冷徹な瞳が特にいい。あと言うまでもなくブラピの美しさが際立っていて、「格好良い」とか「イケメン」を通り越して「美しい」。相手役のクレア・フォーラニも劣らぬ美貌の持ち主で、死神と令嬢という組み合わせの強さもあって絵になっていた。そしてブラピの美しさはアンソニー・ホプキンスの渋さともマッチしており、ジョーとビルが並ぶだけでも迫力がある。二人ともスーツが似合うからオーラがすごい。最後の展開も、約束通りジョーがスーザンを諦めたが故の奇妙な友情めいたものがビルとの間に生まれていて、そこもぐっと来たなこの二人。更にジョーとクインスの組み合わせも微笑ましくて、特に終盤の準備中のパーティ会場での二人のやり取りが好き。とにかくジョーを軸にしたそれぞれの関係が美味しかった。

ただまあ丁寧な描写といえばそうなんだけど、ちょーっとくどい。プールサイドでのジョーとスーザンのラブシーンや、終盤のジョーとスーザン、ビルとスーザン父娘の二ヶ所の別れの場面は確かに重要ではあるけどどれもしつこい。いい映画だとは思うけど、やっぱり三時間は長すぎる。