秘密組織同士の戦いに幼稚園児が巻き込まれるスパイ・アクション娯楽作。今まで野原一家だけだったところにかすかべ防衛隊も加わって賑やかになったし（劇場版しか見てないので今回初めて知ったけど、しんちゃんと風間くんは特に仲良しなのな）、お色気や筋肉といったオリジナルキャラクターも面白い存在だったなと（しかしミサトさんの声で「しんちゃん」と呼ぶのはやっぱり『エヴァ』を意識してるんじゃなかろうか。幹部も山ちゃんだったし）。アクションシーンも相変わらず気合いが入っていた。
ブタのヒヅメの本拠地に着いてからはちょっとゴチャゴチャして失速するけど、しんちゃんが自分の生み出したぶりぶりざえもんのために読み上げた『ぶりぶりざえもんのぼうけん』は普通にいい話で良かったと思う。
一番好きなシーンはダントツで序盤の野原夫妻と筋肉のトイレ攻防戦。筋肉の歩き方や劇画タッチの演出も相俟って、ここは涙が出るほどすんげえ笑った。
