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『クレヨンしんちゃん / ブリブリ王国の秘宝』感想

フィジカル的にもメンタル的にも疲れている時に『クレしん』を見るのは良いな、と実感した。下ネタは多いけど不快感はないし、しんちゃんの持つ緩さが心地いい。後半の『インディ・ジョーンズ』を思わせる古代遺跡での冒険も楽しかった。

今回良かったのはキャラクターの描き方で、牢屋でのスンちゃんとのやり取りはしんちゃんがいじらしくてちょっと悶えた。スンちゃんも可愛いんだよな。あと前回でも思ったけど、しんちゃんは礼儀正しい挨拶をちゃんと出来る五歳児なのがいい。下品な面ばかりがよく取り沙汰されるけど、『クレしん』を実際に見ることで私の中のしんちゃんへの印象が正しく更新されたのは良かったなと思う。ひろしとみさえも妙にいちゃいちゃしていたのが微笑ましかった。すぐ「お前が福引なんか引かなかったら云々」「私のせいだって言うの!」と言い合うのはちょっとだるかったけど、なんだかんだで仲のいい夫婦だった。

ニーナとサリーは今見ると差別的な要素はあるんだけど、キャラクターがキレッキレで楽しい。サリーを塩沢兼人が演じているというのも強い。ルル役が紗ゆりなのも嬉しかったな。というかルルがめちゃくちゃ可愛いんですよね。独特の手の動きが見れるアクションシーンも楽しい。

しかしブリブリ魔人が顕現してアナコンダに願いを問うたのに、それを無視してしんちゃんが小宮悦子のサインをねだるところは『クレしん』版「ギャルのパンティおくれーっ!」で笑った。