『ハッピー・デス・デイ』感想

ハッピー・デス・デイ (字幕版)

ストレートなホラーコメディで、ループを繰り返しながら成長していくツリーの物語としても上手くまとまっていて楽しめた。何故ループしていたのかは分からないまま終わるんだけど、それすらも気にしないでいいので気楽に見れる。ホラーといっても然程怖くもないし、ツリーが殺される瞬間が毎回描写されないのも優しくて見やすい。恋愛描写は浅いけど必要なポイントは押さえてあって、カーターのために自ら死ねるほどにツリーが彼に惹かれていくのも納得できるし、カーターとのさり気ないやり取りにはニヤニヤさせてもらった。ゲップと屁のシーンは笑ったけども。

爆発的な面白さはないけど、常に適度な緊張感があってダレることはなかったし、後味も良くて素直に楽しめるいい映画だった。一時間半で終わるしサクッとホラー映画を楽しむには最適。エンディング時点のツリーの体が少し心配だけど、まあ検査くらいはするよなさすがに。