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『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』感想

巨大な人型兵器のパイロットになってしまった少年の戦いを描くドラマ。私はテレビ版と旧劇は全部見てはいるものの記憶も薄れており、リブートと言ってもストーリーや設定などの細かい差異は分からなかったけど、格段にアップデートされた絵と映像を見るのは楽しかった。ストーリーも前半は総集編かと思うほどの駆け足だったけど、後半はきちんと盛り上げてくる。『エヴァ』に関してはそれほど熱心なファンではないこともあってあまり期待してなかったんだけど、エンドロールで流れる宇多田ヒカルの「Beautiful World」の楽曲がいいのもあって見終わった後は思った以上に満足している自分がいた。面白かったです。

見返して痛感したのは大人たちのシンジに対する理不尽で、特にゲンドウとミサトさんは言うことがめちゃくちゃだなやっぱり。前半は特にすごい速さで進行するからか、テレビ版より酷さが顕著に出ていたよーな。

今回一番テンション上がったのはラミエル戦で、特に開幕の一撃を受けてピンチのエヴァを助けるために爆砕ボルトに点火してエヴァを強制回収するところがお気に入り。あとラミエルが派手に変形しまくってやたら格好良くなっていたのもいい。ヤシマ作戦も展開を知ってても燃えたし、使徒の血で二度も虹がかかるところも好き。

エンドロール後に予告が流れたのは驚いたけど、ここでお馴染みの「サービス、サービスゥ!」で締める余裕のあったミサトさんもそのうち言わなくなるんだろうか新劇場版でも。