ロログ

ネタバレ映画感想とかいろいろ

『リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』感想

元気をもらえる映画だった。3DCGは洗練されているとは言えないけど、テニスの動きは門外漢な私が見る分には自然だと思えたのでオッケーなんじゃないですか。むしろ『THE FIRST SLAM DUNK』の時もそうだったけど、スポーツの臨場感を演出するには3DCGで表現するのが最適なんだろうなと改めて実感した。だからこそ試合シーンが少なかったのは残念だけど、元々『テニプリ』はミュージカルが強いコンテンツなので、ミュージカルを推していくのは自然ではあるんですよね。実際、ミュージカルパートは楽しかった。顔を包帯でぐるぐる巻きにされているのに溌剌と踊る乾とか、教会での『ラ・ラ・ランド』みたいなリョーマと桜乃とか(ポニテ桜乃が可愛かった)、クライマックスの時空を越えてガチャみたいな演出で召喚される手塚部長たちとか、謎にソロパートを与えられた柳生とか(いや柳生は好きだけど、ここで美味しい役を与えられるようなキャラクターだと思ってなかった)。

ストーリーも越前親子の王道物語でシンプルに盛り上がれるし、南次郎の引退も破天荒な彼らしい理由で良かった。エメラルドや部下三人(特にウルフ)もいいキャラしてて、キャラクターの立たせ方が上手い『テニプリ』らしい強みが発揮されていたように思います。

ちなみに『Decide』を見てその後『Glory』の差分のシーンだけ見たけど、『Decide』の方が自然かなやっぱり。