舞台をニューヨークに移して豪華にはなったものの、後半の泥棒コンビとの攻防は前作の焼き直し感は否めない。ただ、今回は前作以上に殺意の高いトラップが多いのでちょーっと痛々しいな……それでもハリーとマーブは相変わらず可愛かったけども。それはそれとしてマイアミ空港に着いてケビンの荷物をリレーする一家とか、リッチなホテルで豪遊するケビンとか、レコーダーやビデオを使ってメイドを追い出すケビンとか(しかし悪いことをしているのはケビンだし、後半にマカリスター夫妻に責められるところも理不尽でちょっと気の毒なんですよねホテルのスタッフは)、おもちゃ屋のダンカンさんとのレジでのやり取りとか、鳩のおばさんとの友情とか、ダンカンさんの金を守るためにケビンが泥棒をこらしめることを決意するところとか、ラストのママと警官の会話とか、ロックフェラーセンターでの親子の再会とか、とにかく気に入ったシーンが多いのもあり、もしかしたら前作より好きかもしれない。ラストは優しい気持ちになれました。
しかしそろそろマカリスター家は寝坊癖をどうにかしたほーが……。