今度はウッディがアイデンティティを揺るがされる話になっており、さらわれたウッディを助けようと向かったバズたちがアルのトイ・バーンの中で誘惑の数々にふらつきながらバタバタするところとか、ウッディが職人によって丁寧に修理されるところとか、ジェシーの過去回想とか、クライマックスの空港の超次元なベルトコンベア（『モンスターズ・インク』の無数の扉のシーンを思い出した）とか、コミカルな振る舞いで活躍してくれるレックスとか、好きなシーンはたくさんあるし面白かったとは思うものの、中盤で少しだれてしまったのと前作ほどのパワーは感じなかったので「よく出来た続編」という印象にとどまってしまった。「いつかアンディに捨てられるかもしれない未来への問題」が提示されているのに、解答というほどのものはなく目を逸らした結末になっていることも物足りなさを感じる原因だろうと思います。
エンドロールで流れるNG集は楽しい。ここが一番面白かったかもしれない。
