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ネタバレ映画感想とかいろいろ

『女は女である』感想

だいぶ面倒なカップルの痴話喧嘩を延々と見せられるだけの映画なんだけど、不思議な魅力があって最後まで見ていられた。面白かったかと問われると肯定はなんか難しいけど、それでも私はこの映画が好きかもしれない。登場人物が話したり歌ったりする瞬間だけ音楽が途絶えるところとか、ミュージカルをおちょくっているとしか思えない演出も好き。何よりアンジェラというかアンナ・カリーナの何もかもが可愛くて、赤をアクセントにしたファッションやインテリアもお洒落で目の保養だった。

ジャン=ポール・ベルモンド演じるアルフレッドが「テレビで『勝手にしやがれ』を見たい」と言い出すところはちょっと笑う。こんなネタも入れる人なのなゴダールて。