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ネタバレ映画感想とかいろいろ

『フライト・ゲーム』感想

フライト・ゲーム(字幕版)

密室サスペンスは大好物なんだけど、この映画は不満が結構ある。犯人の計画に無理があるし、ビルが疑われていく過程にも説得力がない(上官マレニックがビルに非協力的ですぐビルを犯人扱いするし、ビルの乱暴な捜査スタイルもちょっと不自然に見えた)。誰を信頼するかどうかも重要になるけど、それも進行によって都合よく変動しちゃうんですよね。そうしたところが気になって没入しきれない状態が続いてたけど、文句を言い出す乗客を黙らせるためにビルが勝手に「一年間の国際線の搭乗費を無料にする」とか言い出したところで吹っ切れてきた。おかげでなんだかんだで楽しめた気がします。クライマックスの無重力空間でビルが浮いた銃を取って犯人と対峙するところなんかはめちゃくちゃ格好良かったものな。