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『ブラッド・ダイヤモンド』感想

ブラッド・ダイヤモンド (字幕版)

ダイヤモンド採掘の利権を巡る内戦、密輸、少年兵、人種差別などの問題を取り上げた社会派映画で、私は「紛争ダイヤモンド」のことも知らなかったので衝撃を受けた。内戦の描写も容赦がなく迫力もあり、アクション映画としても見れる。あとディカプリオとジャイモン・フンスーの熱演がいいんだよね。双方の演技が相手を食うことも食われることもなく、相性が良かったのではないかなと思えた。ディカプリオの演じるアーチャーはアフリカ生まれの白人なんだけど、英語の訛りにもぐっと来た。ジャーナリスト役でジェニファー・コネリーも登場するけど、安易なロマンス要素を入れないところにも好感が持てた。

ところでRUFがかなり野蛮な集団として描かれていたけど、なんであんなに殺し回ってるのかよく分からんのよな。投票阻止にしろ少年兵の補充にしろ、あんまし上手いやり方だとは思えないのだけど……。