ロログ

ネタバレ映画感想とかいろいろ

『Fate/stay night』感想

Fate/stay night

再視聴とはいえアニメを約三日で完走したのは初めてかもしれない。ディーン版はufoと比較して下に見られがちだけど、私はこの『Fate』は誠実な作りで好き。川井憲次による音楽や美味しそうな食事描写、武内絵を意識したキャラクターデザインもいい。マーリンやモーさん、ベディのキャストの違いも今となっては面白い。シナリオもセイバールートを基本にしつつ、他のルートの要素も取り入れて上手くアレンジされていると思う。桜の謎のボンテージ姿は気になるけど、14話のアーチャーとバーサーカーの戦いなんかは原作にはないシーンが見れるのが美味しいよね。彼が弓兵らしい戦いも見せてくれるのが嬉しい。

ただ、アーチャー退場後の15話からはグダってきた。けどこれは原作をプレイした時もだれた記憶がある。バーサーカーを一撃で七回殺したという雑さや葛木先生の強さには今でも納得しづらいものがあるし、ギルの登場もやはり唐突に見える。けどこれらはやはり原作への不満でもあるのでアニメが酷いというわけでもなく、むしろセイバーとアーチャーの戦いの決着の描き方など好きなところもある。もう一度見れて良かった。あと奈須きのこの描く物語はやっぱり面白いのだと、アニメを通して見て改めて実感した。