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『リーサル・ウェポン2 / 炎の約束』感想

リーサル・ウェポン2/炎の約束 (字幕版)

リッグスから自殺願望が消失したのもあってコミカルになったけど、これはこれで面白かった。敵の正体は早々に分かるのに外交官特権により逮捕できず、中盤からは警察(というかリッグス)と南アフリカ領事館とで嫌がらせ合戦が続くので停滞感はあるけど、嫌がらせがいちいち面白いのであんまり気にならんのよな。アパルトヘイト政策中の南アフリカに移住しようとするマータフを見て大使館員が硬直するところとか、カウントのタイミングを確認し合うトイレ爆弾事件とか。他にもカーチェイスでリッグスが落とした銃を後からレオと共に追うマータフが車を一旦停めて拾いにいくところとか、奥さんの新車が壊されて死んだ目になるマータフとか楽しい。というかマータフ一家は可哀想な目に遭ってんのないつも。何より今回はジョー・ペシ演じるレオのキャラクターが魅力的なこともあり、なんだかんだで楽しめるのが強い。

しかし悪党を逮捕できないならどう決着をつけるのかと思いきや、元奥さんやリカ(セックスシーン長い)や同僚を何人か殺されて許せんから外交問題とか知ったこっちゃねえとばかりに殺したのは豪快すぎる。クライマックスで再び謎のステゴロが始まるのも「またかい」と突っ込みつつも笑ったから、これはもうメル・ギブソンの勝ちです。ラストのダニー・グローヴァーの笑顔もめちゃくちゃいいんよね。