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『名探偵コナン / 時計じかけの摩天楼』感想

初期の『コナン』映画を見るのは初だったけど、安定して楽しめる良作でした。犯人候補は一人しかいないのですぐに分かるんだけど、その分どんな事件が起きて、どのように巻き込まれ、どう解決していくのか、という展開そのものに集中できるのがいいなと。しかし初期の作品だから当然なのだけど、哀ちゃんがいないのはちょっと新鮮。

一番盛り上がったのが中盤の環状線に爆弾を仕掛けられるところで、電車が延々と走らされるのが緊張感もあって面白い。しかしここで偶然電車に乗り合わせていた少年探偵団が活躍するのかと思いきや、そんなこともなかったのは拍子抜けした(直前のラジコン爆発で彼らの活躍はほぼ終わっていたらしい)。

クライマックスの爆弾解除に関しても、序盤の新一と蘭が電話で赤か青かという話をしている時に、どちらかの色を選択させられるピンチが来るんだろうなとは予想してたしその通りだったけど、そこを逆手に取った結末だったのが良かった。いやだってラッキーカラーの赤が正解だと考えてたものな私。蘭が青のコードを選択した理由も蘭らしくて可愛かった。