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『クレヨンしんちゃん / 雲黒斎の野望』感想

ここに来て一気にプロットが劇場版らしくなった。しかし「雲黒斎」を「うんこくさい」、「第七沈々丸」を「だいななちんちんまる」と読むの、今までもなかなか酷かったけど今回が一番ひっでえ! そのわりに雲黒斎の影は薄かったけども。

雪丸はいいキャラだったしチャンバラアクションも見応えがあり、その丁寧な仕事ぶりからもスタッフの気合いがよく分かる。大人しんちゃんのシーンも面白かったけど、それ以上に未来のしんちゃんがあんな体格のいい男に成長するというのがなかなかの衝撃でした。衝撃と言えば、雪乃がトランスジェンダーの女性だったのは驚いたっけな。

しんちゃんは今回も相変わらずだけど、特にエンジに乗っている時に駄洒落を言ってみたけど吹雪丸には通じなくて恥ずかしがるシーンが好き。みさえに懐く吹雪丸とそれにいちいち嫉妬するひろしを見て、「ヤキモチやくとーちゃんってかわいい」といじるシーンも可愛かった。『クレしん』劇場版は毎回しんちゃんだけでなく、ひろしとみさえが常に一緒なのもいいな。しんちゃんが五歳児だというのもあるけど、やっぱり野原一家全員が揃ってこそのしんちゃんなんだなと。

ただ、終盤の展開は蛇足だった。戦国時代から現代に戻ってめでたしめでたし、で良かったよーな。