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ネタバレ映画感想とかいろいろ

『キャプテン・マーベル』感想

主人公が格好良い映画だった。それはブリー・ラーソンの持つ凛々しい美しさによるところも大きく、前を見据える強い両眼が印象的でまさにヒーローだった。単純に強すぎるのもあるけど、何よりキャロルの毅然とした佇まいが頼もしい。

それと猫が可愛い映画だった。中身がまた強烈すぎて嫌でも印象に残る。まさかサノスもキューブが猫の吐き出す毛玉扱いされていたとは思うまい。まあフューリーの意味深長なアイパッチの理由が、猫にあったとも思わなかったけども。それはそれとして、若いフューリーと共に登場した元気なコールソンの姿には歓喜した。好きなキャラクターだったんよね彼。

ストーリーは普通に面白かったけど、序盤の諜報員救出戦は状況が分かりづらく、ついていくのが若干しんどかった。キャロルが地球に落ちてからはスクラル人を追いつつ主人公の過去を辿っていくことになり、分かりやすくなったけども。ただ、アクションは列車で容赦なく婆ちゃんを殴るキャロルを乗客がドン引きしながら見ているのが面白かったくらいで、それ以外はあんまり印象に残ってないんだよな。クライマックスも覚醒後のキャロルが強すぎて、なんかいまいち盛り上がれなかった……。キャロルがあれだけ強いのはストーン由来だから納得もしてるけど(同じくストーン由来の能力を持つワンダも強かったから尚更)、生身で宇宙空間を平然と行き来したり巨大な宇宙戦艦をぶち壊したりミサイルを投げ返すレベルまで行くと、なんか色々麻痺してしまうというか……。まあでもこれだけ強けりゃサノス打倒に近づく、のか?