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ネタバレ映画感想とかいろいろ

『アイアンマン』感想

そろそろMCUも履修しとくか、と軽い気持ちで見始めたらめちゃくちゃ面白かった。トニーが拉致られて洞窟にいる間は大きな動きもなくテンションがなかなか上がらなかったけど、マーク2を作るところからのめり込んでいった。失敗を重ねながら開発していく光景にはワクワクしたし、飛行テストのシーンは音楽の力も相まってたいへん気持ちがいい。飛ぶ時の両手の掌を地に向けるポーズも可愛くて、見るたびに微笑ましくなってしまう。テクノロジーやリアクター云々のハッタリ具合も好みだった。

この映画は個性的なキャラクターの存在が大きいと思うんだけど、とりわけロバート・ダウニー・Jr.の演じるトニー・スタークは最高の主人公だった。とてつもない天才で、鼻持ちならない男で、でも自分の功績が大量殺人に繋がる様を目の当たりにしてショックを受ける人で、ヒーローらしく正義感もちゃんと持っている。アイアンマンの正体を隠すのではなく堂々と名乗る終わり方も爽快で、ただただトニーが格好良かった。反省はしたものの、基本的にはろくでなしっぽい気配があるのもいい。遊びまくってた女たらしが、本命のペッパーとはセックスどころかキスもしそうでしなかったのが可愛かった。あとローズがいいキャラしててお気に入りなんだけど、彼もパワードスーツを装着するフラグが立ったから今後の更なる活躍に期待しています。

トニーのせいでチーズバーガーが食べたくなったので今度久しぶりにバガキン行くか……。