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『シャイニング』感想

シャイニング (字幕版)

シャイニング (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video

怖がりなのでずっと避けてきたんだけど、何かと話題に上るので覚悟を決めてやっと見た。思っていた以上に楽しめたし、私でも最後まで見られるくらいには怖くはなかったのがありがたかった。怖いというよりは監督の病的なくらいの画への執着が感じられて、そっちに惹かれる映画だったな。いちいちシンメトリーなんだよね双子とかホテルの構造とか鏡の位置とか。ストーリーもわかるよーなわからんよーな感じなのに、最後まで引き付けてくれる謎の魅力がある。ジャック・ニコルソンを始め、役者の演技が良かったことも大きい。ジャックもウェンディも表情豊かで見ていて飽きないし、ダニーも可愛らしい。

印象に残っているのは不気味な音楽と共に雄大な自然の中を車が走り続けるオープニング、大量の血が迸るエレベーター前の部屋の光景、ダニーがバギーに乗ってホテル内を走るシーン、扉の前でのジャックとウェンディの攻防、着ぐるみを着たおっさんと正装姿のおっさんがベッドでお楽しみ中だったのをウェンディが目撃するシーンあたり。最後のやつは脈絡もなくいきなりだったので笑ってしまった。シャイニング能力(?)もなく狂ってもいないウェンディに見えたというのも謎だけど、恐怖が引き金になったんでしょーか。確かに恐怖ってのは狂気への入り口にはなるのかもしれないけども。