ライフルで狙われて身動きが取れず、電話ボックスに閉じ込められてしまった男をスピーディに描くソリッドシチュエーション・スリラー。キービジュアルを見て伊藤英明主演の邦画だと長く勘違いしていた作品だったんだけど、人に勧められてようやく伊藤英明ではなくコリン・ファレルだと気づき、更になかなかタイミングがなく見れずにいたところをやっと鑑賞。舞台がほぼ電話ボックスの中という一点にあるのが特徴で、そこからスチュが犯人や警察との駆け引きを繰り広げるのだけど、テンポがいいのもあって飽きずに見れた。ストーリーもシンプルだし80分で終わるのもいい。
傲慢で矮小なクズだったスチュが変わっていく話でもあるんだけど、真犯人の動機が宗教じみた倫理にあったり最終的には夫婦愛に着地するあたりは良くも悪くもアメリカ映画だなとも。それにしてもキーファー・サザーランドの声はいいですね。
