無難だった。ストーリーに捻りがなさすぎるし、HとMのコンビにピンと来なかったのも痛い。
バディムービーってコンビが魅力的であることが必須だと思うんだけど、この二人はコンビどうこう以前にどちらもキャラクターが中途半端なのがよろしくない。チャラチャラしてるけど実は有能な男、というHのキャラクター設定はめちゃくちゃ好みだしクリヘムにも合うとは思うけど、その魅力が生かし切れてないよーな。というかHが凄腕のエージェントには見えないし、Mが一人で頑張って今回の事件を突破出来たような印象すらあるのはどうなんだ。そのMも「普通に真面目な新米エージェント」に収まっててもったいない。二人よりポーニィのほうがしっかりキャラが立ってて印象に残ってるもんな正直。ハイヴがどういう敵なのか分かりづらいのも問題だったと思う。
車に内蔵されているガジェットの数々にはワクワクしたし、黒スーツをキメるクリヘムとかピンクのパンツ姿のクリヘムとかハンマーを構えるクリヘムを堪能する映画としてはまあまあ満足はした。
ところでHが変わったとか散々言われていたのは何だったんだ。記憶を消されたから？ んなアホな。裏切り者に関するミスリードを誘うつもりだったのかもしれないけど、それもいまいち機能してないよーな。
