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『ヒットマンズ・ボディガード』感想

The Hitman's Bodyguard (Original Soundtrack Album)

ボディガード×殺し屋という組み合わせに惹かれて鑑賞。突き抜けた面白さはないもののバディムービーのお約束を取り入れており、最後まで安心して見ていられるタイプの映画だった。

特に護衛としては有能なのにダメ男なマイケルと、型破りな性格でギャハハハ笑う顔が印象的なキンケイドのやり取りが面白い。おっさん二人が恋話で盛り上がるのが可愛いし、元カノや妻と運命的な出会いをいちいち回想するのも楽しい。この二人も実は運命的だと思うんだけど、どちらも自覚が無さそうなのがじわじわ来るな。シスターの集団と同乗した時の対照的な二人や「Please, motherfucker!」のシーンも好き。

アクションも派手で楽しかったけど、特に後半のアムステルダムの運河でのチェイス長回しが圧巻。ボートで逃げるキンケイドと車で迫る追っ手、更にそれをバイクで追いかけるマイケル、という図は『ターミネーター2』を思い出して懐かしくなった。

ところで公式による『ボディガード』をパロったポスターを初めて見た時の印象そのままの作品でもあったから、あれは販促としてはこの上なく正しい。