ホームセンター店員のほうがマッコールを身近に感じられたのでLyftの運転手になってしまったのは残念だけど、それはそれとして今回も面白かった。市井の人々との穏やかな交流を描きながら、悪人には容赦がないマッコールのギャップが前作以上に効いていた。殺されたのが元上司かつ親友だった女性で、犯人が元同僚だったからなんだけど、いつもは更生の機会を与えるマッコールが殺す気満々なのがもう。ラストのデイブを殺す時のマッコールなんて悪魔そのもので笑う。あんまりにもマッコールが強すぎてデイブが物足りなく見えてくるけど、苦戦するマッコールなんて求めてないのでこれくらいがいいのかもな。
デイブは描写が少ないのも響いた。姉と再会できたおじいちゃんのエピソードはいい話ではあるんだけどメインストーリーに直接絡むわけではないので、善人としてのマッコールを描くのであればマイルズとのエピソードだけで良かったよーな。その分、デイブとのエピソードをもっと描いて欲しかった。デイブたちの背後にいた黒幕を放置したままなのも気になる。
バトルは面白かった。嵐の中で杜で刺し殺したり小麦粉を使って爆発させたりと、戦い方にバリエがあって飽きない。死ぬ直前のデイブが見た、イコライザーモードになった時のマッコールのあの死んだような目が印象的でした。
