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『隣人は静かに笑う』感想

隣人は静かに笑う(字幕版)

隣人は静かに笑う(字幕版)

  • メディア: Prime Video

わあ酷い結末だ(褒めてる)。

タイトルがタイトルなんでラング一家が危険な存在であることはすぐ分かるようになっており、つまりマイケルがどのようにして彼らの正体に気づき、どう動くかを楽しむ作品だった。

前半にマイケルが授業で「どんな事件でもたった一人の犯人の名前が出たら人々はそれだけで安心する」というような話をしていて、確かにそうかもな、なんて思ってたらこの時の話がマイケルにも降り掛かることになるとは思っていなかったし、最後に「たった一人の犯行」に関する謎が解ける構成になっているのも憎い。ああいうことを延々と繰り返してんのか犯人一味は。こええよ。結末も全く読めなかったし、酷い終わり方ではあるんだけど上手く騙してもらえたので満足度は高い。

しかしあのテロ集団は国家を恨んでいるらしいけど、恨んでいるはずのその国家の愚かさを利用して「たった一人の犯人」という名の生贄を求めているあたりが、もうなんかロクなものじゃないな本当に。マイケルはいつからターゲットにされていたのかも気になるけど、オリバーの息子を助けたあの事件がきっかけになったとしか思えないのがまた……。

ところで電話を終えたブルックが振り向くと背後にシェリルがいた、というシーンがものすごくインパクトあったんだけど、シェリルがあんまりにも綺麗に隠れてるもんだから驚きの後に笑ってしまったやんけ。ジャパニーズニンジャか?