この映画は雑であまり好きじゃない。『ドラえもん』の映画を見ていてのび太にイライラすることはこれまでにもあったけど、今回は特に苛立たされた。前半ののび太の振る舞いのことごとくが腹立たしいし、なんか最後の方はドラえもん一人が悪いみたいな空気になっていたのが引っかかる。ゲストキャラも個性がないし、終盤のピンチがいきなり登場したドラミちゃんによって救われるのも面食らった。ドラミちゃんの登場って結構なレアケースなのに、今回は伏線もなかったと思うんだよな……。序盤のゲームで遊ぶドラキングが可愛かったのと、中盤の「他の三人の危険が危ない！」というドラえもんのアホみたいな台詞は好き。
ところで野暮を承知の上で気になってるんだけど、今回に限らず歴史改変など大きな事態をよく引き起こすドラえもんをタイムパトロール隊はどう捉えているんだろう。問題を起こしても悪意がなく自分で解決もするならセーフということなのか、それともドラえもんの干渉した世界が正史ということなのか。
