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『クレヨンしんちゃん / オラの引越し物語 サボテン大襲撃』感想

「転勤先のメキシコで人喰いサボテンに襲われる」というめちゃくちゃなストーリーなんだけど、モンスターパニックとしても人間ドラマとしてもバランスのいい内容でまあまあ楽しめた。

序盤はメキシコに発つまでの春日部の街の人々とのドラマがなかなか良くて、風間くんの作ったバッジが最後に活躍するのも熱い。あと別れる時のしんちゃんの「オラ、みんなのこと絶対に忘れるまで忘れません」がしんちゃんらしくていいよね。

メキシコに着いてからキラーサボテンが動き出すまではやや退屈だったけど、個性的なマダクエルヨバカの住民が輝き出す中盤からは盛り上がってくる。町おこしに執着する町長、気の弱いレインボー仮面、スマホ中毒なスマホちゃん、ギターを持ち歩くマリアッチの成長もいいし、ヒロイン役のカロリーナ先生も可愛い。楽しそうにカロリーナ先生とダンスをするしんちゃんで〆るのも気持ちのいい終わり方でした。