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ネタバレ映画感想とかいろいろ

『ハウルの動く城』感想

「『ハウル』は難解だと言われるけど、そんなことはないのでは?」と中盤までは思ってたんだけど、久しぶりに見返すと後半はなんかよく分からないことになってて笑った。これは難解なのか? 描写が足りてないだけなのでは? 私がアホなのか? 特に契約云々はよく分からない。

とはいえキャラクターの魅力(特にカルシファーが好き)や役者の好演(特に木村拓哉我修院達也が良い)はかなり大きいし、何より魅力的なシーンがたくさんあった。序盤のハウルとソフィーのワクワクする空中散歩とか、マルクルの可愛い「待たれよ」とか、王宮の階段でのソフィーと荒地の魔女のやり取りとか、サリマン先生のかごめかごめの不穏な魔法の素晴らしさ(というかハウルとサリマンが対峙してからの展開は映像的魅力もあって楽しすぎる)とか、ガコンガコン動く城とか、ハウルに「ソフィーは綺麗だよ!」と言われた瞬間にスンッ……と老婆になってしまうソフィー(ここはソフィーの気持ちがよく分かる)とか、かと思えば自分たちを守るために戦うハウルを見てられなくて「あの人は弱虫がいいの」と言い放つソフィーとか、パッと考えただけでスラスラとこんなに出てくるんですよ。だから私にとって『ハウル』は特別な作品なのだと思います。