初めてサイレント映画を見たので何もかもが新鮮だった。喜劇王と呼ばれるチャップリンの映画を見たのも初めてだったけど、主演、監督、脚本、音楽、編集までこなすチャップリンの多彩な才能と、アクロバティックな身体能力の高さにまず驚いた。正直あんまり笑えはしなかったし冗長に感じるシーンもあったけど、それでも最後まで見入ってしまったものな。面白かったのだと思います。ちなみに工場でひたすらネジを巻くシーンと、デパートでのスケートのシーンが好き。資本主義への風刺を貫きながら、最後には希望を感じさせる二人の背中で終わるのも良かったな。
