チャッキーがアンディを執拗に狙ったり周りがアンディの言うことを信じなかったり（前作の刑事はどーした）と、中盤までは基本的に前作と似たような展開で真新しさはなく、惰性で見ていた。が、後半は面白くなっていく。
特に、里親が殺されてからが盛り上がる。チャッキーは次々と人を殺すけど、アンディを信じない大人が殺されていくのでざまあ感もなくはないんよね（普通に考えたらアンディの言葉は信じがたいので、彼らもちょっと気の毒だなとは思うけども）。そうして大人が頼りにならない中で、大人と子供の狭間にいるようなカイルが味方になってくれるのは心強かった。いいキャラしてたしファッションも好き。
クライマックスのグッド・ガイ人形工場での攻防も、不気味かつグロテスクで楽しい。ベルトコンベアのある工場が出てくると一気に緊張感が増すんだよな。スリラーやサスペンス、ホラーなどの舞台としてはお約束だけど、危険なものが大量にあるからか「敵がロクな死に方をしない」という予感が凄まじくワクワクしてしまう。
しかし『ジュマンジ』もそうだけど、せっかく壊したり倒したりしたものをわざわざ復活させるのやめーや。いや、いらんこともしてしまうのが人間なのだ、ということなのかもしれんけども。
