真新しい要素はなーんもないジェイソン・ステイサム VS メガロドンなサメ映画なんだけど、ステイサムはきちんと活躍するしヒロインを差し置いてステイサムのシャワーシーンがあるところも思わずサムズアップしたくなるし、何より「巨大ザメとの戦いを舞台にステイサムが幼女と戯れる映画」として見たら最高だった。それくらいジョナスとメイインが可愛すぎた。スーインとのロマンスは全部無くしてもいいから、その分メイインとの微笑ましいやり取りがもっと見たかった。
他にもジャックスはロックな女性科学者という感じで格好良かったし、モリスはさっさと死なねえかなと思いながら見てたらまあまあ無様な最期だったのでまあまあ満足はした。「ごめんな」とだけ言い残して最初に犠牲になったトシにもちょっとホロリと来たんだけど、ジョナスとローリーが軽口を叩き合ってる間にさっさと避難してりゃ助かったよな、とも思ってしまった。
肝心のメガロドンに関してはちょーっと物足りない。特に終盤、ビーチを埋め尽くすほどのうじゃうじゃいる海水客を殆ど襲わないのはキレた。なんでや！ 襲えや！！！！！ 『ジュラパ』シリーズでもよく文句を言ってるけど、生贄が大量にいる時は阿鼻叫喚の地獄にせえ。それが何よりも見たいんですよ私は。
でもクライマックスの海上から飛び出しながらメガロドンを串刺しにするステイサムは絵として見ても文句なしに格好良かったし、ピピンも生きてたからまあ良しよ。難しいことを考えずに見られるステイサムの映画としては十分楽しかった。
