ロログ

ネタバレ映画感想とかいろいろ

『ジュラシック・パーク III』感想

ジュラシック・パークIII (字幕版)

ジュラシック・パークIII (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video

このシリーズはアホを登場させないと成り立たないのだということを、三作目にしてやっと把握した。無能な味方ほど害悪なものはないのだと分かりやすく伝えてくれているように見えるし、あるいは敢えてイライラさせるために描いてるのかなとも思ってしまう。ただ、サクッと終わるのでそこは助かった。まあ短時間でピンチを与えるために物語にトラブルメーカーが必要なのかもしれないけど、見ている私のストレスはすんげえ溜まる。

その原因は夫婦の存在で、まず息子が心配なのは理解できるけど、だからといって危険な島に行くのを嫌がっていたアランを強引に連れてきていい理由にはならない。しかも騙しているのが最悪。報酬も最初から払う気が無さそうだったし、アランは夫婦を訴えてもいいと思うな私は。アランも事前に確認しなかったのがまずかったけど、とにかく冒頭から夫婦への印象が最悪でその印象も最後まで覆ることはなかった。前半はアマンダの悲鳴がやかましいのもキツい。島内での恐竜との追いかけっこもさすがに見慣れたものになってきたし、恐竜もアランたちを前にすると都合よくグズグズする展開が多くてちょっと……。最後は「家族のいい話」みたいな雰囲気で終わったのも脱力。ビリーが助かったのも都合の良い結末ではあるんだけど、こちらは逆に潔くてむしろ好印象に繋がってしまった。

そもそもあの島の管理がガバガバなのがよろしくない。やはりあの島ごと無に返してしまった方が絶対にいいと思うんだけど、まあ無理なんだろうな。うーん。