『M:I』シリーズは『ゴースト・プロトコル』が一番好きで、ブラッド・バード監督作品の中でも名作と言われる『アイアン・ジャイアント』も前から興味があったんだけど、話に聞いていた通りすごく良かった。クライマックスではポロポロ泣いてしまった。基本的には少年とロボットの友情物語で、ベタなキャラクター配置にベタなテーマでベタなストーリーが展開されるんだけど、むしろそこがいい作品でした。あとキャラクターの表情が魅力的なんだよな。特にロボットのアイアン・ジャイアントの感情表現が秀逸で、言動がいちいち可愛らしい。
終盤、ミサイルを止めようとするアイアン・ジャイアントをホーガースが引き止めないのは、彼がなりたいものになろうとしていることを察したからなんだろうな。スーパーマンに憧れるアイアン・ジャイアントが健気で格好良かったし、ラストは救いのある終わり方でこちらもなんだか泣けてしまった。