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『ドクター・ドリトル』感想

ドクター・ドリトル (字幕版)

ドクター・ドリトル (字幕版)

  • 発売日: 2020/09/18
  • メディア: Prime Video

今日はRDJの誕生日らしいのでこれをチョイス。私にとってドリトル先生は今作が初めてだけど、想像していたものとは結構違った。ストーリーがすぐ冒険活劇へと向かってしまうので、ドリトルは「獣医」というよりも「動物と会話ができる冒険家」に近い。

が、冒険活劇として見てもあんまし乗れなかった。私は子供向けと言われるような作品も楽しめることが多いし、今回は最愛の妻を失って悲しみに暮れるドリトルの救済と動物たちの成長が冒険を通して描かれるんだけど、ストーリーが雑な上に展開が早いからどうにも物足りない。何より、キーパーソンとして据えられているスタビンズの存在感が薄すぎる。というか彼が物語にそこまで必要なキャラクターだったかと言われるとちょっとな……。ドリトルに関わる人間なら、むしろドリトルに対して才能コンプレックスを抱くマッドフライが印象的で、彼との関係描写が面白かった。実は一番好きなキャラクターかもしれない。ドリトルを出し抜いた時のイキイキした表情も好き。

ドリトルを囲む動物たちも賑やかで、特にシロクマのヨシとゴリラのチーチーが可愛かった。オウムのポリーは何気にMVPと言っていいんじゃないか。ほとんどドリトルのママ状態で楽しそうだったな。ぶっちゃけ動物たちには期待してなかったけど思ったよりは大雨良かったし、ドリトルのキャラクターも結構好きだっただけにストーリーの薄さが惜しい。