『ハリポタ』は確か三作目くらいまで見ているはずだけど、だいぶ記憶が薄れていたので懐かしく見れた。当たり前だけど役者がみんな若く、ハリー、ロン、ハーマイオニーの三人は特に愛らしくて瑞々しい。ハーマイオニーのフワッフワの髪とか最高。
一方、ストーリーが雑なのは意外だった。昔はワクワクしながら見ていた気がするから切ないけど、大人になった今見るとエピソードをそのまま拾って繋げているような印象があり、正直言ってそれほど面白いとも思えなかった。チームスポーツなのにシーカー次第で勝敗が決まるクィディッチとか、校内に危険なものが多いのに管理が緩いところとか、夜中に部屋を抜け出したハリーたちへの罰として危険な森に行かせる先生とか気になるところもちょいちょいある。でもそれ以上に魅力的な世界観でぐいぐい惹きつけてくれるので、二時間半も見ていられたのだと思います。やっぱり魔法には夢が詰まってるのだなと。
キャラクターは昔も今もハーマイオニーとスネイプ先生が好きだな。ダンブルドア校長は昔からグリフィンドールに甘いのが気になってたけど、やっぱり今回も気になってしまった。特にラストで映画を盛り上げるためだけにぬか喜びさせられるスリザリンがすんげえ可哀想でな……。あとヴォルデモートがこの時はまだクィレル先生に寄生してなんとか生きながらえている状態で、弱々しかったことにも驚いた。
ところで序盤の意地悪な叔母さん一家のシーン、『ホーム・アローン』ぽいなと思ったら監督が同じクリス・コロンバスで納得した。
