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ネタバレ映画感想とかいろいろ

『ピーターラビット2 / バーナバスの誘惑』感想

二作目は前作にあった殺意の高い刺激的な要素が薄まってマイルドになるのでは、と予想してたら案の定。特にピーターはすっかり丸くなってるし、ビアも前作のような「やべえ女感」はあんまりない。だからか「かわいい動物たちとのファミリー映画(つまりディズニー風)」っぽい感じで前半は物足りなかったんだけど、最後まで見てみるとディズニー映画をおちょくってる節はありつつも作品としての水準が高めで、なんだかんだで楽しめてしまったのが意外。

今回は主に目先の大きな利益に囚われてしまう者たちを描いているけど、この映画こそが利益を優先するナイジェルの提案通りの「アメリカ映画」になっていく構造は好みだったし、終盤のテンポのいい救出劇も楽しかった。あとマグレガーさんというかドーナル・グリーソンが相変わらず体を張っていて、彼の頑張りにホロリと来るんだよな……。