ロログ

ネタバレ映画感想とかいろいろ

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『ターミネーター3』感想

過去作の焼き直し感はあるし(ジョンとケイトの関係も一作目のサラとカイルに近い)、T-Xが胸を大きくしたりT-850がストリップバーに入ったり星型サングラスをかけたりなどのギャグ要素は滑ってるし、二体のターミネーターのキャラクターも定まってない印象…

『ブレット・トレイン』感想

ギラギラした文字の演出、落ち着きのない時系列弄り、雑な交通整理ゆえに全体的にガチャガチャした群像劇という印象もあるし、伏線回収もあまりスマートではないのだけど、新幹線という乗り物は元より大好きだし、狭い車内で暴れ回るアクションや日本刀、因…

『リング』感想

ジャパニーズホラーの金字塔と呼ばれる作品をやっと鑑賞。実際にはホラー要素のあるSFサスペンス映画だったけど、このサスペンスが面白くなくて私にはあんまり楽しめなかったな。浅川と竜司の元夫婦がずっと調査してるだけの地味な展開が続く(というかほと…

『Fate/stay night』感想

再視聴とはいえアニメを約三日で完走したのは初めてかもしれない。ディーン版はufoと比較して下に見られがちだけど、私はこの『Fate』は誠実な作りで好き。川井憲次による音楽や美味しそうな食事描写、武内絵を意識したキャラクターデザインもいい。マーリン…

『ロキ』Season 1 感想

一時間もない全六話のドラマを完走するのに二ヶ月もかけたほど、なかなか乗れないドラマでした。思った以上にロキが主役然としてて、私の知るロキとあんまり繋がらないせいもある。というかロキは主役ではなく、トリックスターとして動いている時の方が輝く…

『ラスト・アクション・ヒーロー』感想

あまり評判は良くないらしいけど、好きな要素はたくさんあったし素直に楽しめたところもあったしで思った以上に満足した。とはいえ気になるところもあって、まずキャラクターが弱いのは惜しい。ジャックはシュワちゃんの演じる主人公としてはありきたりで、…

『ゴールデンスランバー』感想

内容を調べずに見始めたので、安倍元首相の殺害など最近の色んな事件を思い出させるような作品だったことには驚いた。でもわりとすぐにとんでもない事件が発生するので、すんなりと青柳の逃亡劇の世界に入っていける。ただ、サスペンスというより人情ドラマ…

『GONIN』感想

役者のビートたけしが好きなので(監督作は『座頭市』しか見たことないけどこちらも好きです)たけしが出てるなら見とこうかな、くらいの軽い気持ちで見たら予想以上に面白くて驚いた。ストーリー自体はありふれたものだしウェットで暗い内容だけど、キャラ…

『クーリエ / 最高機密の運び屋』感想

国も立場も違う二人の男のブロマンスが熱い。派手なアクションシーンはないけど、サスペンスとドラマで盛り上げてくれる良作でした。ベネカン目当てで見たようなものだけど、だんだん本物のスパイらしくなっていくサラリーマンを好演しており、終盤の痩せ方…

『耳をすませば』感想

初めて鑑賞したけど、想像通りの初々しく甘酸っぱく可愛い話でした。そしてこれまた想像通り、私には眩しすぎて刺さりはしなかった。けど、天沢聖司の端から端までなんかおかしなイケメン要素で構成されているようなところは面白かった。というか名前からも…

『RUN / ラン』感想

車椅子生活を余儀なくされる娘が献身的な母親の歪んだ本質に気づいて何とか逃げようとする、というシンプルなスリラーで、脚本は最後までほぼ予想通りに進むものの映画の見せ方が上手いのか普通に面白かった。ダイアンがやべえ母親だということは早くに分か…

『ダンスウィズミー』感想

「そもそもミュージカルっておかしくない? さっきまで普通にしゃべってた人が急に歌い出したりしてさ、そんなのやばい人でしょ。医者に診てもらった方がいいよ。ミュージカルなんてバッカみたい!」 主人公のこの台詞には笑った。私もミュージカルはあまり…

『KUBO / クボ 二本の弦の秘密』感想

ストップモーションアニメの制作過程の一部がエンドロールで見られるけど、とにかく尋常じゃない作業量の末に出来上がったものだということは伺えます。なのにキャラクターの表情は豊かだしアクションなど動きも自然かつアクロバティックで、制作に携わって…

『地獄の黙示録 ファイナル・カット』感想

戦争映画を娯楽として消費することに抵抗感がないと言えば嘘になるけど、三時間という長尺が気にならないほどに面白かった。特に哨戒艇でゆく地獄巡りの、滑稽でコミカルでスペクタクルな描写が圧巻。印象的なエピソードはいくつかあるけど、中でもロバート…

『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』感想

タイトルの雰囲気から恋愛映画っぽい印象を受けるけど、毎日の生活の中の空虚なルーティンに溺れ、心が麻痺していった男の破壊と再生の物語だった。主人公の振る舞いは荒唐無稽で共感しづらいけど、「湧いて然るべき感情が湧いてこない自分に焦燥感を抱く」…